２０１５年の夏の終わりごろ。
私は月２度は羽田空港から伊丹空港にフライトしていた。
実母の介護だ。
老健に入所させてもらっていたが、長期化して頭を下げる日々だった。
飛行機を降りようと立つと、ジーンズの裾から血がしたたり落ちている。
床が真っ赤だ。静かにコールを鳴らした。
客室乗務員が来た。　3コール。これは機長に異常を知らせる合図。
とにかく座りましょう。
これがガンとの闘いの幕開けだった。

医務室で着替えて、きっと更年期ですので。
と言うと、まだそんなお年ではないかと。と。

母が待っているので。
自分の身体を優先・・・・・それ以上聞かずに飛び出した。

その時は一週間大阪に滞在予定だった。
夫が迎えに来ると言うが大丈夫、羽田で待ってて。とお願いし
母には再来週は来れないかも、と告げるとふて腐られた。

すぐにかかりつけの大学病院に相談したら、総合病院で紹介状をもらってきてと言われる。
仕方ないから総合病院で診てもらう。
答えは即、大学病院に行きなさい。
子宮筋腫も大きいけどガンもあるから。
って、じーさんや、その告知って生々しいから。

ちょっと割愛して

2016年2月8日手術
卵巣、子宮、全摘出

2度目の再発
今度は夫と飛行機に乗っていた。
2017年10月8日
朝一番の飛行機で京都の永観堂で講話があり、拝聴に行ったのだ。
大阪駅に行くとすごい出血をしていた。
この日は日曜だったし大阪だから何も出来ない。
最終便で帰る。

11月22日、いい夫婦の日。に、ＰＥＴ検査を受けに行く。
暮れから35回、７０グレイの膀胱のちょっと上辺りに再発したガンの放射線治療が始まる。

余談だが、12月29日実母が他界した。

2018年2月いっぱい放射線でやってきて、8月12日の検診でガンマーカーが上がってると告げられる。

緊急CT
今度は右のみぞおちあたりに大き目の腫瘍が。

9月11日に入院して12日に1回目の抗がん剤点滴

そんな感じの私です。